身だしなみに欠かせない清潔感とエレンガス
みだしなみの基本は、清潔感があることです。
毎日入浴をする、汚れた服を着ないなど、身の回りを清潔に保つのは当然のこととして、相手に清潔感を与えるように気を配るのも身だしなみのポイントといえます。
たとえシャンプーをしたての清潔な髪の毛であっても、タオルドライをしたままの状態では髪の毛はバサバサです。
また、こまめに洗顔をしても、化粧水や乳液などのスキンケアをしなければ、肌は乾燥してパサパサになります。
洋服も同じで、洗濯をしていてもしわが寄っていたり、裾がほつれていたら、清潔感は台無しになることでしょう。
身だしなみは単に清潔なだけではなく、人前に出ても相手に不快感を与えないように、身なりを整えることがポイントなのです。
言い換えると、「エレガンス」が大切ということになります。
エレガントな女性は、髪型や服装だけでなく、立ち居振る舞いにも気を配ります。
例えば、背筋を伸ばす、食事のマナーがきちんとしている、相手の話に耳を傾けるなど、自分の行動がコントロールできる人です。
マナーのある行動をとることで、相手を尊重していることが伝わり、より良い人間関係が築けるからです。
みだしなみとは、良好な人間関係を築く上で欠かせないマナーなのです。
TPOを意識することも大切
身だしなみは、相手に不快感を与えないことであり、その目的は、相手への思いやりです。
みだしなとファッションは意味が異なるので注意しまょう。
自分の好みのファッションを優先すると、相手に不快感を与えることもあるからです。
人と会う目的や場所、相手に合わせた装いを心掛ける相手への思いやりが、身だしなみの基本です。
そのためには、TPOを常に意識しましょう。
極端な例ですが、山登りに出かけるときに、ワンピースにハイヒールといった服装では長時間歩くことはできません。
さらに、周囲の人に迷惑をかけてしまいますから、その場に適切な服装を選ぶことが大切なのです。
みだしなみチェックポイント
では、身だしなみを心掛けるときに、どのような点に気をつければいいのでしょうか?
1つ目は足元で、足元は自分で気がつきにくいのですが、人からは目に付きやすいか所です。
靴が汚れていないか、靴下の穴やストッキングの伝線にも注意しましょう。
2つ目は手元で、手は対人関係において、顔の次に視線が集まりやすいパーツです。
爪が伸びていたり、ネイルが剥がれたりしていませんか?
水仕事の後にはハンドクリームを塗るなどして、スキンケアも忘れないようにしましょう。
3つ目は潤いで、例えば肌や髪の毛が乾燥していませんか?
乾燥すると肌のコンディションが整いませんし、パサついた髪の毛も見た目の印象が大きくダウンします。
髪の毛の乾燥が気になる方は、ヘアオイルで潤いを保ちましょう。